東円寺跡観音堂(篠栗町)
糟屋郡中三十三カ所観音霊場 第27番札所

糟屋郡中三十三カ所観音霊場第二十七番札所である東円寺跡は、805年に天台宗の開祖である最澄は唐から帰国して薬師如来像を彫刻して奉納したのが始まりで、当時は広大な敷地だったようです。戦国時代に兵火により本堂等は焼失しましたが、御本尊の薬師如来は無事だったため、修復を行い本堂を再建したようですが、現在では薬師堂・観音堂・梵字板碑・一石一字経供養塔・大般若経六百巻収蔵庫・阿弥陀三尊梵字板碑が残るのみです。メインは薬師堂ですが郡中三十三カ所観音霊場札所は観音堂になります。駐車場はありませんので周辺の邪魔にならないところに路上駐車になります。また納経印等もありません。

御本尊:聖観世音菩薩
御詠歌:年々に来る心の伊賀なれば 
    はしりて払う山本の知利




東円寺跡の庚申尊天・猿田彦。



大般若経六百巻収蔵庫。



伊賀薬師堂。



町の天然記念物になっているクスノキ。



郡中三十三カ所観音霊場札所の観音堂。



阿弥陀三尊凡字板碑。