尋光寺(海蔵寺跡)(須恵町)
糟屋郡中三十三カ所観音霊場 第17番札所
糟屋郡中三十三カ所観音霊場第十七番札所である海蔵寺は、ネット上の情報によると16世紀の戦国時代に焼き払われてしまい、江戸時代に一度再建するも再び廃寺になり以降、現在は寺院自体の存在がなく幻の寺院と呼ばれていました。昭和時代に尋光寺として再建された後に、御本尊の十一面観世音菩薩等の仏像が海蔵寺で祀られていたものと判明し、海蔵寺が実在していたと判明したものです。境内には観音堂の他に護摩炎堂や大日堂・十三仏等があります。駐車場はありませんので、近くにある公民館に停めさせて頂きました。今回訪問した時は無人で御本尊の拝観は出来ませんでした。地元の方に大事にされている寺院のようです。
御本尊:十一面観世音菩薩 御詠歌:旅石の古き名のみや跡たえて 石礎のこる玉垣のうち |
尋光寺入口。 |
大日堂。 |
六十番と彫られた四国霊場から完成したとされる大日如来。 |
護摩炎堂。 |
尋光寺。 |
尋光寺境内に安置されている石仏。 |
尋光寺の十三仏。 |